インテリアデザインとは?そのおさえるべきポイント

インテリアデザインとは?

お洒落で美しい空間に住みたい、という願いもかなえることができるインテリアデザインの発想。  普段の生活のなかで、好みの家具やファブリックを選び、配置はどのようにすれば良いか、というあたりまでは自分で考えることも可能ですが、空間構成を基本的に変えてみたい、使いにくい場所を快適な場へ考え直したいなど、空間構成からインテリアデザインを考える事により、快適な素敵な空間を実現させるためには、数多くのおさえるべきポイントがあるのです。

この記事ではまず改めて、インテリアデザインとは何か、ということと、インテリアデザインにおいて抑えておくべきポイントについて説明していきます。

インテリアデザインとは

“建築の内部における装飾、家具、設備、照明など室内環境全体に関わる全てのデザインをいう。
”出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

つまり空間を構成するインテリア素材(床材・壁天井材等)や設備機器(照明・空調・水廻り設備等)、家具等を含む内部空間を構成する様々な要素のデザインと空間構成をどのようにするか、という空間全体の設計をおこなうことをインテリアデザインといいます。 このように改めて考えると、一口にインテリアデザインとはいっても、様々な要素を考慮しなければならないということがわかります。

インテリアデザインを成功させるポイント

インテリアデザインを成功させるために、抑えておくべきポイントをいくつかご紹介します。

それぞれの家庭の生活スタイルを確認しておく

どんなにお洒落に、スタイリッシュで最新のアイテムでデザインされたインテリアデザインであったとしても、住む人の暮らし方や、その場を使う人々の要望にあっていなければ、住みにくい使いにくい空間になってしまいます。

その家で暮らす人、それぞれの生活習慣や大切にしている価値観を把握することによって、心地よく暮らしやすい室内空間を創りあげることが可能になるのです。

たとえば、小さな子どもがいる家庭であれば安全に遊べる空間が必要です。また、高齢の方がいるのであれば居室からトイレやバスルームへの移動がスムーズな方が良いでしょう。 または、大切な思い出の品やコレクションの数に見合った収納やディスプレイが必要だ、というケースもあるかもしれません。 このように、実際の暮らし方をイメージして空間の構成や動線を考えることは、インテリアデザインにおける非常に大切なポイントの一つなのです。

完成のイメージを固めておく

完成の全体像がイメージできないうちにデザインを進めていくと、必ずどこかでぶつかり合う要素が出てきてしまい、全体的にチグハグな空間になってしまう可能性があります。 まずは、どんな室内空間にしたいのか、しっかりとしたイメージを持ちコンセプトを決めてインテリアデザインに取り掛かることが大切です。

統一感を出す

上の項目にも繋がってくる要素ですが、室内全体の統一感を考えることはインテリアデザインにおいて非常に重要です。インテリアに統一感を出すためには、まずはインテリアのスタイルを決めておくと良いでしょう。インテリアスタイルの大まかなジャンルをいくつか例としてあげてみましょう。

・ナチュラル
木や紙や麻などの天然素材を中心に、ベージュやアースカラーを使用して構成した、温もりが感じられるインテリアスタイルです。

・カジュアル
木目や白などをベースにした空間に、ポップなデザイン家具やカラフルなアイテムでアクセントを効かせるインテリアスタイルです。

・シンプル
無駄なものを省き、家具などのデザインもクセのない統一感のあるものを揃え、部屋に使用する色も極力ワントーンで揃えるなどしたインテリアスタイルです。

・クラシック
モールディングや猫脚のアンティーク家具などを取り入れ、重厚感のある伝統的なヨーロッパ様式を目指すインテリアスタイルです。

・エレガンス
女性的で上品な、優雅さを大切にしたヨーロッパスタイルを基調としたインテリアです。曲線的なフォルムの家具などを取り入れるなどの工夫で、モダンながらもエレガンスなスタイルにすることも可能です。

・和風
畳や襖・和紙など、日本家屋の伝統的な要素を利用し、天然素材や落ち着きのある色調を用いて和のテイストをさらに生かしたインテリアスタイルです。

照明にこだわる

インテリアデザインにおいて照明の選択・配置も、重要な要素の一つでしょう。 照明は、ただ明るくするためだけのものではなく、空間の雰囲気や、シーンを演出する役割も担っているのです。

たとえば、家族が集まって寛ぐ空間は温かさを演出するような灯りを、仕事や勉強に集中する場所では、機能的な明るさと照らし方をする灯りを配置する、といったように照明の構成をどのようにするかをきめ細かく考えることが大切になります。

収納を作る

美しいインテリアデザインを作り上げるためには、目に入りやすい家具の配置などを考えるだけではなく、余分なものを収納しておく場所を確保しておく必要があります。とくに、シンプルなスタイルのスッキリとしたインテリアを目指す場合には、重要な要素になります。

カラーコーディネートを決める

カラフルな色彩をとりいれるインテリアを目指す場合でも、ベースになるカラーコーディネートを考えておかなければ落ち着きのないバラバラな印象になってしまいます。 どんなインテリアのスタイルであったとしても、まずはテーマとなる色を決め、その色を中心としたインテリアのカラーコーディネートを考えていくことが必要です。

メンテナンスのしやすさを考慮する

住まいは、日々使われ、長年に渡り過ごす大切な空間です。 どんなにお洒落に、美しくデザインされた空間であっても、メンテナンスが行き届かない状態になってしまえば台無しです。 機能性とデザイン性を保つためにも、メンテナンスのしやすさも考えた上でのインテリアデザインを考える事が重要になります。

まとめ

さまざまなポイントを抑えて創り上げなければならないインテリアデザインは、ぜひ専門家にご相談ください。「サカイデザインネットワーク」は、お住まいになる方それぞれのライフスタイルに合わせた、快適性と機能性を追求したインテリアデザインをご提案いたします。